Mottainai campaign
こんにちは、森川です。
10月2日(火)にネパールを発ちます。
ということで残り1週間です。
絶賛下痢中で辛いです。
ただ後1週間、多少無理してでも頑張ります。
(トイレットペーパーの残量が気になるところ。流石に後数日の時にもう1個買い足すことになるともったいないし。笑)
現在、僕は3つのプロジェクト(勝手に読んでいるだけ)
を進めています。
・もったいない運動
・手紙プロジェクト
・クラウドファンディング企画
です。
クラウドファンディングは明日まで。
どうしようかなああ。
ただ今日は上2つのプロジェクトについて、書こう書こうと思ってかけてなかったので、腹が落ち着いているうちに書こうと思います。
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<もったいない運動について>
もったいない運動とは、(勝手に名付けているだけですが)孤児院のメンバーに”Mottainai”をキーワードに物を大切にするという意識を持ってもらおうという運動です。
以前少し書いたかもしれませんが、ここの人たちの物への扱いには驚くものがあります。
金がない、ものがないと言っている割には、必ずと言っていいほどお札はくちゃくちゃだし、バイクの扱いも雑だし、食べ物の管理も杜撰です。
子供達に目を向けてみると、使った後にペンを床に放りっぱなし、もしくは蓋をしない、本棚はぐちゃぐちゃ、紙もくちゃくちゃ、スリッパもどうやったらその状況が生まれるのか疑いたくなるくらいにそこらかしこに脱ぎ捨てられていました。
日曜日、画家さんが書いてくれたらしい彼らの似顔絵を飾ったところ、落書きされていたり、しわくちゃになっていたりした事件があった後、月曜日に彼らに向けてゆっくり話をする時間を設けてもらいました。
時間を設けてもらった後、どのように伝えるべきか、とても悩みましたが、以下の通りに伝えようと決めました。
形式はキーノートでのプレゼン方式/キーワードは”もったいない”
この結論に至るまでに、何人もの人が相談に乗ってくれました。
仲間ってありがたい。
形式をプレゼン形式にした理由としては、何としても彼らの印象に残したかったという点と自分が一番自信を持って伝えられる形式であるという点の2点があります。
前者に関しては、
まず、自分が去った後も彼らの記憶に残っている必要があり、また日々の生活の中でイメージが脳裏に浮かぶような形にしたかったということです。
デスクトップパソコンすら彼らの生活の中であまり馴染みがない中で、ラップトップでスライドを見せながらのプレゼンは、視覚にもイメージが残るし、真新しくて印象的だろうと決定しました。
後者に関しては、
自分が大学の中で、また学生団体の中で活動する中で、慣れ親しんできた方式だからこそ、自分の意見を一番表せるだろうと考えたためです。
この思考に至るまでに、プレゼンというのは、一つ自分の強みとして数えられるのではないかとふと思ったりもしました。
また、英語力によって伝えられないというリスクを軽減させるという意図も少なからずありました。
キーワードを”もったいない”と置いた理由としては、
彼らの耳や印象に一番効果的に残るだろうという理由からです。
どうしても、何かを説かれるという行為には抵抗感がつきまとうことが多い。でも、彼らが僕の母語日本語をはじめとして、これまでのボランティアから教わった言語を披露している瞬間には、彼らはとても楽しそうでした。だからこそ、少しでも楽しく、気軽に印象づけたいと、あえてキーワードは英語訳がない”Mottainai”をそのまま伝えることにしました。
また、予測していなかったことですが、このプレゼンの後に、日常生活の中で、”Mottainai”というだけで、ある程度の意識づけが笑顔とともにできるという効果も生まれており、このキーワード設定はかなり良かったなと思っています。
(協力してくれた方々ありがとう)
実際のプレゼンの際には、インタラクティブに問いかけの要素も交えながら、なるべくくつろいだ環境の中で行なったということもあり、みんな真剣に聞いてくれました。
こっから行動を変えていけるかが勝負と思っています。
昨日はボードにもったいないばあさんの絵を書いておくことによってかなり意識づけに効果があったようです。
最近は、本棚の中も綺麗だし、スリッパもきっちり揃っているしで、嬉しいことも多いです。
続けていきます。
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<手紙プロジェクト>
これは、確か最初の週に、孤児院の本棚で見つけた日本の小学生からの手紙に対して、返事を持って帰ろうという企画です。
縁ってあるんだなあと思わされたのは、差出人の児童たちの小学校を僕が知っていたこと、その小学校に対してコンタクトを取ってもらえるあてがあったことです。
そのかたに連絡を取っていただいたところ、差出人の子供達は現在中学2年生であり、地元の公立中学に基本的には進学しているとのことでした。
さらにその中学校にも連絡を取っていただき、企画をとても歓迎してくださっているとのこと。
教頭先生と一度お食事しましょうということになりました。(熱い)
僕が現時点で抱いている構想としては、
手紙を持って帰ることをきっかけに、日本の中学生にネパールの現状や、それに対してできることなどを考えてもらう機会とすること。そして、そこから支援活動へと昇華することができれば理想的です。
また、孤児院の子供達が通っている学校の校長とも話をしたところ、交換留学のようなことができたら理想だということになりました。
おそらく僕が一人で一度来ただけで終わってしまったのでは、この活動に大きな価値があるとは言い難いでしょう。だからこそ、僕が架け橋としていることで、そこから対等な"deep relation"を紡いでいけたなら。それを作り出そうと奮闘します。
さて、どのようなものになるのだろうか。
こればっかりはワクワクします。